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Thunderbolt™ 4 とは?Thunderbolt 最新世代を詳しく解

Thunderbolt™ 4 とは?Thunderbolt 最新世代を詳しく解説
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インテルが誇る画期的なテクノロジー、Thunderbolt。その次世代バージョンであるThunderbolt™ 4が市場に登場しました。Thunderbolt™ 4は、最速スピードと最新プロトコルに対応し、安定した規格の標準化をもたらすと言われています。「最も包括的なUSB-Cバージョン」とも呼ばれ、ユーザー体験がこれまでになくシンプルになると予想されています。
Thunderbolt™ 4は、具体的に何がすごいの?ITプロ御用達のテクニカルアドバイザー、StarTech.comがそんな疑問にお答えします。Thunderbolt 4で可能になる性能と機能について、以下に見ていきましょう。 

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インテルでは、同社のインテル® Core™ プロセッサファミリの最新世代(コードネームTiger Lake)でThunderbolt™ 4を発表しました。大まかな特徴は以下のようになります。
 
Thunderbolt™ 4ホスト機器でのビデオ/データ伝送要件を底上げ
デュアル4Kまたはシングル8Kディスプレイのサポートが必須
32 Gbps PCI Express (PCIe)のサポートが必須
Thunderbolt™ 3と同様のスピード(40Gbps)、給電力(100W)、プロトコル(DisplayPort, PCIe, USB)に対応
USB4に準拠
インテル® VT-dベースのDMA保護機能。接続中に権限のないアクセスからデバイスを保護
フル機能ダウンストリームポート4つを備えた接続アクセサリをサポート
Thunderbolt™ 3との下位互換性
こうした特徴は、ユーザーにとって何を意味するのでしょうか?ITプロとThunderbolt ユーザーにとっては、規格まわりの機能が明確になり、安心してこの新技術を導入できるという利点があります。パフォーマンス基準の底上げ、認証の義務付け、USB4 との互換性、そして効率アップをもたらす新たなアクセサリにより、Thunderbolt™ 4は、従来の互換性の混乱を解決します。規格は同じでも機能が違うといった「一貫性のなさ」が解消され、Thunderbolt対応を謳うデバイスや周辺機器は、どれもフル機能を提供すると納得の上で購入できるようになります。 

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Thunderbolt™ 4は、Thunderbolt™ 3およびUSB3との下位互換性を備え、USB4とも互換です。これらの規格の違いについては、以下の表をご覧ください。Thunderbolt™ 4、Thunderbolt™ 3、USB4におけるパワーと機能の違いがわかります。
 
個々のアップグレードの内容は、比較的理解しやすいでしょう。ただ、Thunderbolt 4での最新ディスプレイサポートについては、少々混乱するかもしれません。Thunderbolt 3対応ホスト機器の多くでは、デュアル(2画面)4Kディスプレイをサポートしていますが、デュアル4KはThunderbolt 3仕様の「必要条件」ではありません。その結果、Thunderbolt 3搭載のコンピュータでも4Kディスプレイに1台しか対応していないものがあるのです(Apple M1版ノートパソコンなど)。Thunderbolt 4では、最小パフォーマンス基準が引き上げられたため、どのホストパソコンでも4Kディスプレイの2面サポートが保証されることになります。 

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Thunderbolt™ 4は、Thunderboltのトレードマークである40Gbpsのスピードとユニークな機能を引き継いでいます。加えて、前述のように、Thunderbolt™ 4認証が義務付けられ、性能上の最小要件が引き上げられたので、社内用にThunderbolt デバイスを購入するITチームは、宣伝通りの性能が必ず得られると安心できます。当たり前のことのようですが、これまでは、購入してから性能のばらつきに気付くといった事態があったのです。
 
このため、Thunderbolt 対応のコンピュータは、社内での展開に最適な万能ソリューションとなります。Thunderbolt™ 4搭載ノートPCは、DisplayPort 1.4、PCIe 4.0、USB4など複数のプロトコルに対応しながら、自宅とオフィスの行き来に最適な薄型軽量の機動性を発揮します。また、社員のデマンドの違いに合わせて、作業環境をカスタマイズできるようになります。例えば、社内に以下のようなユーザーが混在しているとします。
 
コンテンツクリエーター、フォトグラファー、ビデオグラファーなどのヘビーユーザー。最新の8Kビデオカメラ、360°ドローンカメラ、100メガピクセルを超えるデジタル一眼レフなどを使用、大容量ストレージからの高速ファイル転送に32Gbps対応のPCI Expressが必要
3D CAD、図面作成、プログラミングなどを行う開発者。4K DisplayPortの2画面構成が必須
効率第一の一般業務ユーザー。旧型USB周辺機器の使用も継続できる高性能ドッキングステーションを希望
Thunderbolt™ 4 では、上記のすべてに同じノートパソコンで対応できます。社員の業務用PCを標準化できるので、ITチームによる社内ITインフラの展開、保守、アップグレードが効率的にできるようになります。 

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Thunderbolt™ 4搭載ノートパソコン は、すでに販売が始まっています。その多くは、インテル® Evo™プラットフォームを元に開発されています。
 
インテルでは、「卓越したモバイル体験」をユーザーに約束、DellやLenovoなどの人気PCメーカーと共に、インテル® Evo™ノートPCの共同開発を進めてきました。これらのノートブックPCは、第11世代インテル® Core™ i5/i7モバイルプロセッサ、インテル® Iris® Xe グラフィックス、Thunderbolt™ 4を搭載し、応答時間とバッテリ持続時間の向上、モバイルデバイスでの性能と効率アップを実現しています。
 
現時点で販売が始まっているインテル® Evo™搭載ノートパソコンはまだ少数ですが、この先数ヶ月に渡り、より多くの機種がリリースされる予定です。 

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近年、ノートパソコンの薄型化・軽量化が加速し、I/Oプロファイルとポートオプションの縮小が進んでいます。最新型ノートPCを購入したら、当然あると思っていたポートがなかった、という現象です。この動向に伴い、ドッキングステーションやアダプタといった接続アクセサリに対するデマンドが爆発的に高まっています。
 
Thunderbolt™ 4では、より高度な性能と信頼性を実現しながら、様々な接続を簡素化できる新しいアクセサリが可能になります。以前のThunderbolt では、外部アクセサリでダウンストリームポートが1つしか使えませんでしたが、Goshen Ridge JHL8440チップの登場により、周辺機器メーカーは、4つのダウンストリームポートを備えたThunderbolt™ 4ドッキングステーションを作れるようになりました。4つのポートすべてにおいて、Thunderbolt 4とUSB4が提供する様々な機能をサポートできるので、ホスト機器への接続が非常にシンプルになります。高速PCIe SSD、4K/60Hディスプレイ、または単なるデバイス充電ケーブルであろうと、4つのうちどのポートにでも挿せるので話が簡単です。
 
また、ドックのThunderbolt™ 4ポートが4つに増えると、極めて柔軟に作業環境を構成できるようになります。Thunderbolt™ 4では、Thunderbolt™ 3と同じく、1つのダウンストリームポートに最大6台までのデバイスをデイジーチェーン接続することができますが、こうした多段接続を行うには、接続デバイスはすべてThunderbolt対応製品でなければなりません。これからは、複数のポートが使えるので、USB-Cデバイスもドックに接続でき、USBでもThunderbolt™ 4でも、必要に応じた性能を使えるようになります。
 
インテルではまた、周辺機器メーカーと協力し、Thunderbolt™ 4とUSB4に対応するユニバーサルケーブルの導入を進めています。これらのケーブルは、より長尺で40Gbpsをサポートする設計になります。
 
StarTech.comでも、ドッキングステーション、ケーブル、アダプタなど、Thunderbolt™ 4互換の接続アクセサリの開発を始めています。作業効率の向上、柔軟な環境構成など、Thunderbolt™ 4の利点をビジネスにフル活用できる新製品を順次リリースしていきますので、どうぞご期待ください。
 
Thunderboltは、接続規格とパフォーマンスを革新する「ゲームチェンジャー」として市場の牽引を続けています。デバイステクノロジー規格の将来を拓く最新世代Thunderbolt™ 4は、最高の速度性能、汎用性、パフォーマンス保証を求めるユーザーにとって、是非とも導入したい規格となるでしょう。
 
Thunderbolt™ 4テクノロジーの到来を待つ間、StarTech.comがお届けするThunderbolt™ 3対応の接続アクセサリ各種について詳しく知りたい方は、 www.startech.com/thunderbolt をご覧ください。 

待つ...
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